生徒集会
- 公開日
- 2019/06/03
- 更新日
- 2019/06/03
校長室から
多くの表彰伝達
放送委員会の「カイゼン」
執行部からの煌鳩祭スローガンの募集について
校長講話
たくさんの表彰がありました。部活表彰の皆さん、おめでとう。夏に向かってのさらに主体的な部活動に期待しています。
知多市では、中学校3年生を対象に夏休みの後半8日間のニュージーランドへの海外派遣事業を行っています。中部中からは、加藤君・大石君・福井さんが選考されました。団長として校長先生も出張します。お土産話を楽しみにしていてください。
6月です。行事の月。
クイズです。これらは小説の一番最初の文です。この小説の作者は誰でしょう。
1「恥の多い生涯を送つて来ました」 『人間失格』
2「子供より親が大事、と思ひたい」 『桜桃』
3「死なうと思つてゐた」 『葉』
4「メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した 」 『走れメロス』
(実は、第1問で見事に正解者がいました!)
正解は、太宰治。太宰の小説は、はじめからずばっと切り込んでくる。読んでみてくださいね。太宰は、6月19日生まれで命日です。最後の小説の名前をとって、「桜桃忌」と言います。今年で生誕110年となります。
『走れメロス』は、2年生の教科書に出てきますね。メロスの身代わりとなった友人はセリヌンティウス。小説の中には「竹馬の友」と書かれています。
先日、ホスピタルクラウンの大棟さんの講演会がありましたね。大棟さんは、友だちを大切にと言われました。「一緒にさぼろうぜ」と言ってくるのは友だちじゃないって。
友だちってね、何だろうね。
修学旅行や林間学校の準備でグループ活動があったり、1年生は隣の小学校の友だちが見えてきたりしたところですね。自分との「違い」を意識するころです。
友だちって最大の悩みだよね。今たとえいなくても必要なら「できる」よ。無理して「作る」ものじゃない。
今日は、みんなに「淡交」という言葉を紹介しておきます。
中国の「荘子」の「君子之交淡若水(君子の交りは淡きこと水の若し)」からの言葉。
友情は密度や頻度じゃない。友へのものさしを持っていると楽だし、幸せだよ、きっと。中学校だけが君の世界の全てではないよ。
「友だちとは」を、追い続けて、答えを探し続けるものだね。君の世界は中部中学校だけじゃない。多様な自分の世界を大事にね。