理想掲げて
- 公開日
- 2021/03/24
- 更新日
- 2021/03/24
校長室から
修了式式辞
修了証を渡しました。4月が来ればそれぞれ3年生、2年生となります
以前お話をしました。「先輩からの恩は、後輩に返せ」です
未曽有の1年が過ぎました。辛抱と我慢の内に君たちは大きくなりました。一人一人がえらかったなあと思います。自分の成長が今、自分で感じることができているかな
私にとって、この一年は死と生とにそれぞれ直面するものでした
義父と叔母を亡くし、送りました。
人間にとって、死は避けられないもの、受け入れるべきもの。人は、死ぬとき、一人で死んでいくのです。そして、みんなが悲しみとお礼のお悔やみを言います
新しい命も授かりました。初孫が誕生しました
何時間もかけてお母さんのおなかの中から一人でトンネルを抜けて出てきました。出てみたら、とってもまぶしくて、とっても寒くって大きな声で泣きました。みんながこの命を喜んでくれました。みんなもこうして生まれたんだよ
中部中の校歌。1年生はまだ数えるほどしか歌っていない。これはとても残念なことです
「誠実・勤勉・健康」の校訓を基調に美しく力強い曲。とても大好きです
一番好きなのは、1番の♪理想掲げて♪のところ
せっかくの命、いただいた命。決して理想どおりにとは行かないけれど、理想を掲げ続けることに意味があるから
一人で生まれて、一人で死んでゆく。これが定めです
命の価値は、できる、できないではない。どう生きるのか、いかに生きるかこそが尊い。「理想掲げて」ね。まだ、それは遠くてもいい、高くていい。理想を持ち続けることだ
先生は、どこにいっても、君がどう生きるか、期待しつつ楽しみにしていますよ
さあ、新しい春がやってきました。少し休んで、羽ばたく準備をしておいてください