猪突猛進
- 公開日
- 2019/01/07
- 更新日
- 2019/01/07
校長室から
(3学期始業式式辞)
あけましておめでとうございます。
三が日は、とてもいいお天気でした。平成時代の最後のお正月は、穏やかに始まりました。こうして、冬休み明けに元気な君たちに会えることをとてもうれしく思います。
今日は、正月七日、七草。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。これで七草。こうした野草を刻んで、お粥にして食べると万病に効くという風習ですね。今でもスパーに売っていたりしています。
2019年の干支は「亥:イノシシ」。
干支の中では、12番目。殿(しんがり)です。殿というのはもともと大昔の戦の時の言葉ですが、列で並んだ時に一番最後ということ。知多半島には、37校の中学校があって、番号が振られいます。わが中部中は37番。殿です。何か縁がありそうです。
イノシシに因む言葉で一番有名なのは、「猪突猛進」。一つのことに向かって、向こう見ずな勢いで、突き進むことの意。無鉄砲なことを指して、残念ながらあまり褒め言葉では使いません。
イノシシは、畑の作物を食い荒らされたニュースがありました。害獣。人間を襲う事件もあり、獰猛なイメージ がつきまといます。
実は、生態を見てみるとイノシシは、臆病で注意深い。嗅覚が優れていて、罠の仕掛けられた場所を覚えるほど記憶力がよい。雑食性で、何でもよく食べる。また、とても運動神経のよい動物で、走るのは、時速約50キロと自動車並みとか。 「よいところ」ばかりの動物ですね。
イノシシからしたら、自分たちの住むところが人間の都合で狭くなっただけ、大きな迷惑ですね。
「見方」です。見方によって、性質が違って見える。評価が正反対になる。
「多様性」の時代です。単眼で自分中心の思考も大切。しかし、「自分本位」や「今まで」を捨てて、複眼的に「他」を見て、受容する力はもっと大切です。枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ること。 価値観や世界観を変えてくれます。これを「リフレ−ミング」といいます。ぜひ「リフレ−ミング」を身に付けたいものです。
今年、5月1日には「即位礼正殿の儀」が行われて、皇太子さまが新天皇に即位されます。新しい元号となり、新しい時代が始まります。
「どこに向かって突き進むか」まっすぐもいい、深く進むのもいい。休み休み行くのもいい。
あなたのすてきな未来に向かって「猛進」するのを楽しみにしていますよ。期待しています。