1年理科
- 公開日
- 2020/07/03
- 更新日
- 2020/07/03
校長メッセージ
1年生の理科は、校庭とその周辺の植物の観察を行っています。ここでは、観察器具の操作や観察記録の仕方などの技能を身に付け、植物のつくりを理解して、特徴に基づいて分類する学習を進めています。
玄関前にいると、数人の1年生が走り寄って来ました。「アジサイってどこにありますか。」 アジサイはあそこにあるよ。「どこですか?」 赤い花の塊がそうだよ。青いのもあるね。日本だと梅雨頃に咲きます。「そうなんですか、知らなかったです。」
もう少し様子を見ようと歩いていると、「モミジはどこですか?」と尋ねてくるクループが。どのあたりを探したの?と聞くと、「全部です。どこにもないんです。」と言いながら、足下の草むらに目を向けています。もしかして、地面の近くに生えていると思うのかな、と聞くと、「違うんですか?」 モミジは高木、つまり木だから、視線は上の方に向けないと、と言いながら、顔をわざと上の方に向けてみました。「あ、あれだ!」 察しのよいグループでした。
きっと、これまでに聞いたことのある植物だと思いますが、その特徴をおさえていなかったり、植物に興味がなかったりすると見逃してしまいます。
ひとりの生徒さんが、うれしそうな顔をして近づいてきます。「全部、見つけました。」 がんばったんだね。最も心に残った植物は何でしたか、と尋ねると、「ドクダミ。葉を取ったあと、手のにおいをかいだらすごくくさかった。」 もしかしたら、この生徒さんはドクダミをこの後もよく覚えているかもしれません。