いつだったか、中日新聞の特集記事の中で「わがまち岡田」の印象について「かつての知多木綿の一大産地として栄えた、知多岡田、倉や黒板壁、土壁・・・昔ながらの街並みに隆盛が宿る」とあった。
聞けば知多岡田簡易郵便局、木綿蔵ちた、旧岡田医院、旧中七木綿本店社屋が「国の登録有形文化財建造物」として文化庁に登録。
これらを回らずに、言ってみれば亜流のルートで回ってみた。
慈雲寺さんから出発して太郎坊の信号から山車まつり会場、防空壕跡、神明社・・・。
曲がりくねった狭い道、石垣、黒瓦の街並みなど歩かなければ味わえない雰囲気がある。
ぴかぴかに磨かれたミニクーパーの横で「先生」と声をかけてくださった方がいらっしゃった。
「学校、大変ですね」
「子どもがいないのが先生たちは何よりも寂しいですよ」
ひとしきり愛車の話で盛り上がっていたら、今度は卒業生が声をかけてくれた。
「入試はどうだった？」
「どちらも大変でした」
「あとは合格発表までドキドキだね」
「はい」
「気をつけて帰りなさいね〜」
今日は主流の「まちの宝物」を四つ回ろうか。