学校日記

3/9(月) また一日が・・・

公開日
2020/03/09
更新日
2020/03/09

校長メッセージ

過ぎてしまえば一日なんてあっという間。
本当ならば今日は『楽物乱用防止教室』があったのだ。
このホームページの右側カレンダーの下に学校行事が古いまま残っている。
「けしからん」と思うなかれ。
直すべきだろうけど、何となく消すことをためらってしまうのはなぜだろう。

他県の、ある新聞のコラムを読む機会を得た。
そこに愛知県同様、臨時休校となった他県の中学校長の話が載っていた。
その県は、年度内に離任式が行われるという。
コラムの内容は臨時休校によってそれが開けない寂しさを語ったものだった。
「38年にわたる教員人生の締めくくりは自身が描いていたものとは違った。それでも校長は『退職が決まっている自分はまだいい。今後別の学校への異動が決まる教員は、生徒にお別れのあいさつができない』と後輩の胸中をおもんぱかる。突然訪れた別れの春。教室や廊下の明かりが消え、教職員だけになった校舎には寂寥感が色濃く漂う。校長は言った。『やっぱり子どもの声がしない学校は学校じゃない』」。
全くの同感。
今日も、小学生をもつお母さん先生のお弁当で話題が広がり、早弁をしてパソコンに向かう生徒指導主事をからかってお昼の時間を楽しく過ごした。
しかし、子どもとかかわる時間がないことを考えると、ため息しか出ない。
先ほどの新聞のコラムはこう締めくくられていた。
「ただ、新型コロナが暮らしに大きな影を落としても、学び舎での日々は多くの記憶の中にあり続ける」。

卒業生はあと一踏ん張り。また明日、頑張ろう。