学校日記

1/15(水) 走れメロス

公開日
2020/01/15
更新日
2020/01/15

2年生

2年生の国語。
今日はCDで全文を聞く。生徒は読めない漢字にルビをふっている。

「太宰?ああ、読んだことあるよ」
中学2年生の国語で太宰治に出会う生徒がほとんどだと思う。
問題は「メロス」のあとだ。
大人の中には「太宰愛好家」が少なからず存在する。
「人間失格」「斜陽」は言うに及ばず「桜桃」あたりも中毒になる作品かもしれない。
「正義と微笑」の中で太宰はこう書いている。
「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
 けれども、全部忘れてしまっても、
 その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
 これだ。これが貴いのだ。
 勉強しなければいかん。」