1/6(月) 2020年、令和2年が始まって
- 公開日
- 2020/01/06
- 更新日
- 2020/01/06
校長メッセージ
あけましておめでとうございます。
比較的穏やかな年末年始を終え、いよいよ明日は始業式です。
壁のカレンダーを新しくめくろうとしたら、すでに心遣いがあって新しくなっていました。
「15秒前!」久しぶりにグラウンドからI先生の声が響いています。
携帯電話やインターネットの無かった時代は、学校がお休みのときに友だちと連絡する術として、自宅に電話をかけるか、直接家を訪ねるしかありませんでした。
だから長期休み明けは久しぶりに会う友だちと、照れくささもあってよそよそしい挨拶になってしまったものです。
逆に今は、そんな気持ちになることもなく、切れ目なくつながることでよかったりよくなかったり・・・。
そんなことを思っていたら「先生先生!」と駆け寄ってきて、笑顔を見せる生徒がいました。
昔も今も子どものたくましさは変わりません。
さて、「明日から学校が始まる」と思うと、何となく不安になってお腹が痛くなったり緊張したりする人もいることでしょう。
今朝の新聞に88歳になる作家の五木寛之氏がこう書いていました。
「人は神代の昔から悩みながら生きるもの。どんな思想や哲学が生まれたとしてもその悩みを解決する道はないと思います。それはストレスの種になるわけですが生きるにはまたストレスが必要なんですね」
久々の『新 青春の門 第九部 漂流篇』を書いた五木氏が、88歳にして自らを「のたうち回って生きています」と表現しているのを知って、ちょっと安心しました。
さあ、明日から新学期が始まります。
くよくよせず、気負いすぎずに迎えましょう。