1/7(月) 始業式〜自分だけの時間を大切に〜
- 公開日
- 2019/01/07
- 更新日
- 2019/01/07
学校の様子
2019年がスタートしました。同時に30年続いた平成の時代もこの4月で幕を閉じます。昔話をすると、平成が始まった30年前、職場の先生たちと「これから中学校にも平成生まれの生徒が入学してくる時代が来るんだよな」と話していたことを思い出します。あれから30年、今では先生の中にも平成生まれの人が少なからずいます。
昔話ついでに言えば、いつの頃からか年末年始の過ごし方も様変わりしました。年末は静かに除夜の鐘を聞きながら自分と向き合って過ごすのが定番でした。人間には煩悩(欲望・執着・怒り・ねたみなど)が108あって、除夜の鐘を108回打つことでその煩悩を取り除くと言われています。ところが最近では、大勢が集まって年明けをカウントダウンで賑やかに迎えるようになり、鳴っているだろう除夜の鐘も聞こえにくくなりました。年始はと言うと、正月の間はお店も閉まっていて毎日おせち料理を食べていたのに、今では元旦からコンビニや大型ショッピングモールが当たり前のように開店し、何の不自由もない時代になりました。
年末も年始が騒々しくなったと感じているのは、自分が昭和生まれだからかもしれませんが、今は「いつも誰かとつながっていないと不安を覚える」時代なのかもしれません。しかし、物事に打ち込んだり自分の将来を考えたりするとき、つまり真剣勝負をするときは、人に頼らず、ある意味孤独な「自分だけの時間」を過ごすことなのではないかと思います。
新しい1年の始まりです。この3学期は1年間のまとめの時期でもあり、4月からの新学年準備の時期でもあります。3年生は、卒業、そして進路決定と、待ったなしの状況でしょうが、一日の中で「自分だけの時間」を大切にし、その目標に向かって努力していきましょう。
(3学期始業式 式辞/文責 平下)