最後の朝会(校長の話)
- 公開日
- 2026/03/09
- 更新日
- 2026/03/09
全校
今年度、最後の朝会となりました。令和8年度前期児童会役員の任命、表彰報告の後、
校長から、以下の話がありました。
(校長の話)
先ほど、前期児童会役員の任命を行いましたが、岡田小学校のリーダーとして期待したいことは、
学校をよりよくするために何をするか、指示待ちではなく、自分たちからアイデアを出し合い、
それを代表委員会で話し合って、一つでもいいから実現させてほしいです。
そして、全校の皆さんは、そんな児童会役員の思いを受け止め、協力してほしいです。
皆さんには、岡田小学校の新しい伝統を刻んでくれることを期待しています。
さて、皆さんは「3.11」を知っていますか。2011年3月11日、東日本大震災が起きました。
皆さんは、まだ生まれていなかったので、当然、知らないと思いますが、
私はそのとき、地震が起きた場所からほど近い、東京で仕事をしていました。
その日、普段通り仕事をしていると、午後2時45分ごろ、船に乗っているような小さな揺れが起きて気持ち悪さを感じました。
すると「ガタン!」・・・突然大きな地震が起きて、私はすぐに机の下にもぐって、机の脚をしっかり握りしめました。
しばらくすると机が左右に引きずられ、私の手の力では机を支えられなくなりました。
天井から照明が落ちてきたり、吊りテレビが落ちてきたりして、恐怖を感じました。
地震がおさまったので、広場に避難しましたが、広場でも地震は数回起きました。
地震の影響で、電車やバスが動かなくなったので、私は家に帰ることができませんでした。
携帯電話もつながらなくなり、家族に連絡することができませんでした。その日は、職場に泊まりました。
職場では、家に帰れなくなった人を受け入れ、避難所として開設されました。
避難者に、備蓄倉庫の毛布やペットボトル、カンパンを配りましたが、自分の分がなくなってしまいました。
次の朝、近くのコンビニに行ってみると、店の商品ははほとんどなくなっていました。
トイレットペーパーや電池を大量に買い占める人がいて、今後の生活が不安になりました。
ニュースを見ると、黒い津波が街を壊し、人を飲み込み、この地震で多くの尊い命が失われたことを実感しました。
地震は、いつ起きてもおかしくないと言われています。それは、「いつか起きる」という意味ではなく、
「明日起きてもおかしくない」「今日起きてもおかしくない」という意味です。
岡田小学校では、地震避難訓練を行いましたが、地震は学校で起きるとは限りません。むしろ、学校以外の時間帯で起きる可能性もあります。
どんな時でも、まず自分の命を守ることを最優先に行動しましょう。そして、みんなと一緒に生き延びるために、助け合いましょう。
東日本大震災から15年、今も復興に向けて、みんなが前向きにがんばっています。
そのとき、みんなの心を強くしたのは、「絆」という一字でした。
絆という漢字には、糸という字が含まれています。糸は細くて切れやすいと思われますが、
糸は繊維をまとめてねじることにより、とても強くなります。
「糸」という歌があります。♪縦の糸はあなた 横の糸は私 織りなす布は いつか誰かを あたためうるかもしれない・・・
人と人がつながると、希望に変わってくるという歌です。
今日は、震災の話から、絆や希望といった話になりましたが、
皆さんにとって、これから訪れる新しい出会いが、希望となることを願っています。